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計測
■ はじめに
値切り、山留工事において、掘削の進行につれ作用する側圧により、支保架構や周辺地盤にさまざまな影響が生じます。従って、降雨時の進行にあたって支保架構に作用する側圧や、支保架構の変形を測定することによって不確実性な要因を可能な限り明らかにすることは工事の安全性や、経済的な施工などの面から見ても、きわめて重要です。計測はその目的によって、土圧計、傾斜計、間隙水圧計、ひずみ計等々が使用されますが、ここでは頻繁に使用されている測定器について記載してありますので御参照下さい。
測定項目と測定器
ブルドン管式軸力計
軸力計(PGB)
PGBはユニバーサルジャッキの軸力を計測する測定器です。PSHを延長することで、変化する軸力を任意の箇所で計測することが可能です。プレロード施工後の取り付けも可能です。安価な計測器なため、多くの計測点をもつことも可能です。特別な工具を使用しないため簡単に施工することが出来ます。
ワイヤレスひずみ検知システム
ST-COMM(エスティーコム)
ST-COMMは外部電源を不要とし、乾電池で数年駆動します。センサを接続することで、「ひずみ」「変位」「荷重」「傾斜」などのデータを取得してスマホやPCで遠隔から計測結果を継続的に確認できます。ゼネコン各社をはじめ、鉄道、プラント、研究機関で活用されている、国交省が認めているIoT機器です。
ひずみゲージ式変換器
歪計(BS-FT)
薄いコンクリート壁面(層)の内部または表面、H型鋼等の鋼材表面のひずみを測定する変換器です。測温機能付きのため、ひずみ量と温度が同一変換器で測定可能です。計器長80mmと小型に設計されていますので、コンクリート内埋設時は骨材が比較的小さい場合に使用します。
圧力変換器(PG-H)
ひずみゲージ式圧力変換器は、油圧力を電気量に変換するセンサーとして広く計測・制御手段として利用されています。他の検出方法の圧力センサーに比べ、高精度・高安定性・高応答性に優れておりその特性を生かして油圧式試験機では高精度な力の検出手段として広く利用されています。
ロードセル(BL-TE)
センターホール型ロードセルはアースアンカー工法に使用し、アンカーに作用する緊張力を測定します。検出部にひずみゲージを内臓し、ひずみ測定機器で測定します。
Model No | BL-100TE | BL-200TE |
---|---|---|
ΦA | 85 | 133 |
ΦB | 98 | 150 |
ΦC | 128 | 190 |
ΦD | 140 | 210 |
ΦE | 113 | 170 |
(G) | 66 | 101 |
H | 110 | 120 |
ΦAはセンターホール径
温度計(BT-100B)
コンクリートまたは土壌内に埋設して、各種構造物の温度分布やコンクリートの線膨張補正用の温度計測に使用します。歪ゲージ式変換器用の測定器で測定することが可能です。
指示器・データロガー(歪式変換器用)
ディジタル指示器(WDS-180A)
・ 小型軽量
・ 高信頼、低消費電力
・ 乾電池式
データロガー(UCAM)
・ 現場で見やすいディスプレイ、蛍光表示管採用
・ 測定結果がすぐ確認できるサーマルプリンタ内蔵
・ 専用スキャニングユニット装備で30チャネルまで測定可能
・ 外部スキャナで最大1000チャネルまで測定可能
・ データ回収が簡単、PCカードスロット標準装備
・ AC電源の取れない所でも使用できるDC電源専用器を用意
・ ゲージモードの自動読み込み・設定が可能(接続した各センサ〔ひずみゲージ、ひずみゲージ式変換器〕に対応するチャネルモードを自動的に検出してチャネル毎に設定)
傾斜計
設置型傾斜計(BK-D)
挿入式傾斜計(INA300R)
測定値をパソコンのスプレッドシートソフト等でデータ整理し、 初期値(1回目の測定値)とその後の測定結果の差から山留め壁の変形を求め、 掘削工事により生じる山留め壁への影響を検出し、安全な施工管理に役立てます。