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◆プレロード工法とは
根切り・山留め工事は、敷地の地形、地盤の土質、地下水位、敷地周辺の構造物の設置状況及び環境などの詳細な事前調査を基に設計施工されております。
しかしながら、根切り工事の進行に伴って山留め壁に変形が生じます。
山留め壁の変形は時として、周辺地盤の沈下、周辺構造物への影響、公共埋設物等に被害をもたらすことがあります。
山留め壁の変形を極力抑える方法として「切梁プレロード工法」があります。
昭和30年代後半の「切梁プレロード工法」は、切梁や腹起しなどの部材を組み立てて山留め支保架構を構成する際に部材間に生じる隙間を取り除いて山留め支保架構の部材間の密着性を高める方法として施工されておりました。
現在では、切梁設置時から切梁撤去時までの全期間を通じて山留め壁の変形と応力を制御する方法として施工されております。
「切梁プレロード工法」の効果を上げると下記の三点に要約されます。
1. 山留め支保架構の部材性能を有効に活用できるので経済的である。
2 .大きな軸力を切梁に導入できるので山留め支保架構全体の安全性を確認できる。
3 .山留め壁の変形が低減できるので周辺地盤の沈下や周辺構造物への悪影響を防止できる。